toki Architect design office - 土岐建築デザイン事務所

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住まいのディテール

2016/9/18

織部床(おりべどこ)

古田織部が考案したと伝えられる形式の床です。
床の奥行き方向を省略し、壁面を床の間に見立てたもので、壁の上部廻り縁の下端に横板を入れ、それに軸釘を打ったものを指します。

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この横板は織部板と呼ばれ床の存在を示す役割を果たしています。
通常織部板は、スギ材の板幅6~8寸(182~243mm)程度のものを使い、和室の格式応じて幅を決定します。
織部板は、「幕板」「綿板」「雲板」ともよばれ、板が壁面よりも出ており、軸が土壁などに触れて傷むのを防ぐ事から、他の床の間形式でも使われています。

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時代時代の流行りもあるのかもしれませんが、
こうして後世に伝えられるものを受継ぎまた後世に伝えていく。
この積み重ねから、また違う新しいものも生み出されていくように思います。

余談ですが、古田織部は戦国時代の武将から千利休に弟子入りし茶人として名を広めた人物で、利休七哲(7人の高弟)の一人として上げられています。
また、その織部の弟子には、桂離宮、仙洞御所、二条城、名古屋城などの建築・造園などを手掛けた茶人であり建築家・作庭家の小堀遠州などがいます。

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